2021年1月の東京開催のオークションでは23枚存在する有輪PCGSMS66は2331000円で落札された。PCGSでは有輪が181枚鑑定されている。そのうちMS66以上のものは29枚存在するが66を超えるものは66+が6枚あるのみで現実的には66が最高ランクといえる。有輪PCGSMS66プラスは2020年12月のメールビッドオークションで2519700円で落札されている。4月のフロアオークションではMS65を上回るものは一枚も出品されておらず27枚も存在する無輪MS65でさえ1209900で落札されている。現品は旧10円金貨はもとより新10円金貨をも含めた10円金貨全体でも1116枚中5年以上の間他の追随を許さず唯一品であるグレードPCGSMS67を獲得した旧10円金貨無輪MS67と同時に棒状で巻かれた形で発見されたものである。そのため表面は気密性が保たれたため酸化を免れ製造時の光沢を保っている。今回同時に出品したものと前回と前々回と前々々回出品した無輪2枚と有輪3枚も同じロールからでた兄弟といえる。